ディートについて

ディート(DEET)とは?使用する時の注意点

ディート(DEET)という物質をご存知でしょうか?

 

聞き慣れない成分ですが、これが現在虫除けスプレーに含まれる主流の成分です。現在忌避剤として有効だと考えられている成分は、ディートの他にはイカリジンや、レモンユーカリなどが挙げられます。

 

このディートは一体どんな成分なのでしょうか?ここではディートの効果や、使用する時の注意点などをお伝えしていきます。

 

ディートとは?

ディートとは、虫除け効果の高い化学物質のことです。化学名ではジエチルトルアミドと呼ばれます。

 

主に蚊やダニなどに効果的とされ、虫除けスプレーや虫除けシートなどに含まれています。他の虫除け剤と比べても効果の高い成分で、日本ではディート濃度12%が上限とされてきました。

 

しかし、デング熱などの蚊による感染症が流行ったことをきっかけに、厚生労働省では2016年6月から、ディート濃度の上限を30%まで引き上げています。

 

ディートに危険性はある?

ディートは日本でも40年以上使われていますが、薬事法に基づく副作用は報告されていません。

 

ただし、ディート自体が非常に強い成分であること、まれに体に害を及ぼす場合があること、また海外の大学ではディートに毒性があることが報告されていることなどから、厚生労働省はディートの濃度と、使用上の注意を表記するよう各業者に指示しています。

 

医薬品や虫除け剤のパッケージや添付書をチェックしてみましょう。必ずディート濃度と注意書きが明記されているはずです。

 

ディート使用時の注意点

厚生労働省ではディート使用時の注意点として、次のようなことを挙げています。

  • 戸外で、必要な時のみ使用すること
  • 吸い込んだり、舐めたり、ディートが付着した手で目をこすらないこと
  • 万が一、体に問題が生じた場合はすぐに病院を受診すること
  • 乳幼児の使用は目安量を守ること

乳幼児の目安は、2歳以上12歳未満で1日3回、6ヵ月以上2歳未満で1日1回、生後6ヵ月未満の乳児には使用しないこととされています。

 

また、ディートには合成繊維や樹脂バンドを傷めるという性質があるので、時計のバンドやゴム・プラスチック・ストッキングなどは避けて使用するようにしましょう。

 

ディートを使用しない虫除け

虫除け剤は夏場やアウトドアなどには欠かせませんよね。私たちの生活に必要な物です。「でもディートを使うのはちょっと心配…」そんな人は、ディートを使用していない虫除け剤に注目してみましょう。

 

市販のものでもディートを使っていない物はたくさんあるんですよ。日本で昔から使わている線香タイプもその一つです。アロマオイルの中にも、ローズ系やウッド系など、虫が嫌う香りを持つものがあります。

 

殺虫効果はありませんが、香りを楽しみながら虫除けできるのは嬉しいですよね。また、最近は虫除けの有効成分としてピカリジン(イカリジン)を使用した虫除けスプレーも発売され始めました。

 

これらをうまく使って、虫除け対策をしていきましょう。