虫除けスプレーのタイプ別の使い方

虫除けスプレーの使い方は?成分ごとの使い方について

虫除けスプレーは以前はディート(DEET)タイプのものがメインでしたが、最近ではイカリジン(ピカリジン)タイプのものや、レモンユーカリなどの天然昆虫忌避剤を使用したタイプのものがあります。

 

これらの虫除けスプレーは、成分ごとに忌避効果や使い方が異なるので注意が必要です。

 

ここからは、各成分ごとの虫除けスプレーの使い方を見ていくことにしましょう。

 

ディート(DEET)タイプの使い方

ディートタイプの虫除けスプレーは、最も効果的でスタンダードなものです。

 

ディートタイプの製品は、直接肌にふきかけて使用します。衣類の上からの使用については、後述するように注意するポイントがあります。

 

ディートには殺虫効果はありませんが、対象の昆虫がディートの処理面に触れると異常を感じて避けていくという性質をもちます。感染症の恐れから、2016よりディートの配合濃度の上限が緩和され、これまで12%だった上限が30%に引き上げられました。

 

なおこのディートの濃度については、濃度が高くなると虫除け効果が上がるのではなく、日焼け止めのSPF値のように数字が上がると持続時間が延びると考えられます。

 

ディートタイプの注意点

ディートタイプの製品は小児に使用する場合、使用制限がありますので注意しましょう。

 

小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。

 

  • 6か月未満の乳児には使用しないこと。
  • 6か月以上2歳未満は、1日1回
  • 2歳以上12歳未満は、1日1〜3回

引用:厚生労働省医薬食品局

 

また、あまり意識していない方も多いですが、ディートは化学繊維やプラスチック・ゴムなどを傷める性質があります。そのため、時計のバンドや、ストッキングへの使用は避けましょう。衣類へ塗布する場合も注意が必要です。

 

車内でディートタイプの虫除けスプレーを使用するのも止めておいたほうが無難です。その他、刺激が強いので傷などは避けて使用するようにしましょう。

 

アロマタイプの使い方

スキンケアや天然成分の人気の高まりなどの観点から、最近は天然精油を使用したアロマタイプの製品が数多く発売されています。

 

アロマタイプの製品は、その匂いで蚊を寄せつけないため、肌に直接使用する必要がないという特徴があります。そのため、服や身の回りのものにふきかけるなど、自身の肌以外の場所に匂いを漂わせるという使い方ができます。

 

特に小さなお子さんは、ベビーカーなど身の回りの物にふきかけて使えるため、比較的安全に使用することができます。

 

アロマタイプの注意点

精油(アロマ)を使用した製品は、適切に使用すると中程度の効果があるといわれております。露出した肌を守る力はありますが、ディートやイカリジンなどの化学製品と同等の機能性は持っていません。そのため、キャンプ時や感染症の恐れのある地域へ旅行する場合は、ディートタイプ・イカリジンタイプの虫除けスプレーを使用してしっかりと身を守ることも大切です。

 

また、精油タイプは刺激が強い物もあるので、小さなお子さんの肌に直接スプレーするのはやめておきましょう。

 

イカリジン(ピカリジン)タイプの使い方

イカリジン(ピカリジンは)厚生労働省にその有効性と安全性が認められた新しい虫除け成分です。今のところ厚生労働省に認められた忌避成分は、ディートとこのイカリジンの二つのみです。

 

このイカリジンは、ディートの持つ弱点を克服した成分で、具体的には

  • ツーンとする匂いが少ない
  • 子供への使用回数制限がない
  • 衣類など樹脂や合成繊維を傷めない

といった特徴があります。

 

衣類の上から安心して使うことができる。小さなお子さんにも使用回数制限がないと、とても使いやすい成分です。

 

イカリジンタイプの注意点

このイカリジンには、ディートのような使用制限などは今のところありませんので、特に注意点はみつかりません。

 

もちろん、製品として発売されて間もない成分ですので、小さな子どもの誤飲などには十分気をつける必要がありますが、使用制限のなさからこれから主流になっていく成分かもしれませんね。

 

成分ごとの特徴を理解して用途に合わせて使用しましょう!

ここまでディート(DEET)・レモンユーカリなどのアロマ・イカリジンと3つの忌避効果を持つ成分についてみてきました。

 

上記で紹介したとおり、虫除けスプレーは一つ一つの成分ごとに違いがあるので、しっかりと成分の特性を理解して用途に合わせて使い分けるようにしましょう。