虫除けスプレーのおすすめはアロマタイプ?それともディートタイプ?
虫除けスプレーのおすすめを徹底解説!
待ちに待った夏!海に山にと楽しいイベントが盛りだくさんですが、夏場の外出には一つ問題点が・・
そうです!蚊の存在を忘れてはいけません!
蚊は夏の風物詩とも言えるもので、蚊に刺されたことのないという方は老若男女を見渡してもまずいないでしょう。血を吸うだけなら特に気にならないのですが、痒みや感染症の原因を残して行くのが問題なんですよね・・
そこで、外出時に効果的な蚊対策といえば虫除けスプレーの使用です。そこで、このサイトでは、おすすめの虫除けスプレーやその使い方、作り方まで詳しく紹介しようと思います。
虫除けスプレーの選び方について ポイントはディートの有無と濃度!
まずは虫除けスプレーの選び方について軽く触れておこうと思います。
現在発売されている虫除けスプレーは主に2種類に分けることができます。
ひとつは、忌避剤(ディート)の作用を利用した虫除けスプレー。もうひとつは、ハーブに含まれる昆虫忌避作用のある香りを利用したオーガニックな虫除けスプレーです。
配合されているディートの濃度にもよりますが虫除けスプレーとしての効果は、ディート入りの物のほうが断然高いです。しかし、ディートの肌へのダメージや副作用を懸念する声も挙がっており、オーガニックタイプのものを選択する人も増えています。
スキンケアに関心の高い方や、子供へのディートの影響が気になる方は、通常はオーガニックタイプの虫除けスプレーを使い、アウトドアに行く時・感染症が流行った場合にディート入りの虫除けスプレーを使うといった使い分けがおすすめです。
ディートとは?
ディートとは、アメリカ兵がジャングルでの戦闘時に、マラリアなどの感染症から身を守るために開発された成分です。
ディートは比較的安価に製造でき、忌避剤として高い効果を持ちます。また、長い時間効力を発揮するため世界中で使用されている成分なんですよ。
現在日本では、薬事にもとづく重大な副作用による事故は確認されておらず、比較的安全性の高い成分として使用されています。ですので、ディートに対する過度な心配をする必要はありません。
2017年からはディートが高濃度に配合されたタイプも製造できるようになっていますので、大人の場合は蚊を媒介とする感染症などが流行った場合は迷わず使うべきだと感じます。
赤ちゃんに虫除けスプレーを使う場合
あまり意識していないことかもしれませんが、赤ちゃんや小さなお子さんへのディートタイプの虫除けスプレーは使用の制限があります。
ディートタイプの虫除けスプレーは、生後6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用はしてはいけません。6ヶ月以上2歳未満の子供は1日1回。2歳〜12歳未満のお子さんは1日1〜3回までと使用の目安が決まっています。
そのため、子供と頻繁に外出する場合は別の虫除け対策が必要になってくるんですね。
オーガニック系の虫除けスプレーは使用の制限もなく、匂いで蚊を寄せつけないという特徴から肌にスプレーする必要もないので子供さんには使いやすいです。小さなお子さんは、つりさげ式の虫除けグッズをベビーカーに取り付けるなど、色々工夫して蚊から身を守りましょう。
おすすめのオーガニック虫除けスプレー5選
虫除けスプレーについては色々な商品を試してみましたが、ここからは特におすすめできる虫除けスプレーについて紹介しようと思います。
では、まずオーガニック系の虫除けスプレーのおすすめ商品を5つ見ていきましょう。
&Herbs オーガニックハーブの虫除けスプレー
価格:1,300円(税込)
内容量:100ml
ディートフリー・アルコールフリーのオーガニックハーブを使った国産アウトドアスプレー。手ごろな価格で肌に優しい設計がおすすめポイント!さっぱりした柑橘系の香り
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ALOBABY(アロベビー) UV&アウトドアミスト
価格:2,538円(税込)
内容量:80ml
UV対策とアウトドア対策が一本でできる優れもののアウトドアミスト。100%天然由来の処方で、敏感肌の方や新生児への使用も可能です。優しいアロマの香り
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Erbaviva(エルバビーバ) バズスプレー
価格:2,592円(税込)
内容量:120ml
エルバビーバはカリフォルニアの1組の夫婦が未来の子供たちの為にと、開発したブランドです。香りは少し強いですが、素敵なオーガニックスキンケア製品です。
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ミーウェイ 虫除けスプレー
価格:1,370円(税込)
内容量:100ml
自然派化粧品に精通している東京大学の竹中農学博士が開発。エミューオイルやフコイダン配合で、肌に優しい処方で作られています。
パーフェクトポーション アウトドアボディースプレー
価格:1,512円(税込)
内容量:125ml
オーガニック先進国オーストラリアのブランドで、説明不要の大人気商品。オーガニックアウトドアスプレーの火付け役とも呼べる超人気商品。香りは少し強め。
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ここではランキングではなく、虫除けスプレーのおすすめのものを順不同で紹介しています。どれもおすすめの虫除けスプレーですので、興味のある商品があれば一度試してみてくださいね。
アロマ系虫除けスプレーを手作りしてみよう!
既製品を購入しなくても、アロマ系のオーガニック虫よけスプレーは比較的簡単に手作りすることができるんですよ。
虫除けスプレーの手作りに興味のある方や、自分のお好みの香りのものをブレンドしたいという方は一度試してみてください。
簡単に作れるハッカ油タイプ!
虫除けスプレーを手軽に作ってみたいという方におすすめなのが、このハッカ油タイプの虫除けスプレーです。
ハッカ油とエタノール・精製水を薬局で購入して混ぜ合わせるだけで簡単に虫よけスプレーを作ることができます。ハッカの爽やかな香りでリラックスできるおすすめ虫除けスプレーです。
ハッカ油タイプの分量
- ハッカ油 約5%
- エタノール 約5%
- 精製水 約90%
- スプレー容器
精製水は水道水を使っても問題ありません。スプレーの容器は遮光性の高いもの(濃い色のついているもの)を使うようにしましょう。
エタノールは、ハッカ油と水を混ぜ合わせるために必要なものですが、アルコールの刺激が苦手な方はホホバオイルなどのキャリアオイルや、乳化剤で成分を混ぜ合わせることも可能です。
少しこだわりたい方はアロマタイプ!
アロマタイプの虫除けは、ハッカ油タイプに比べて自分の好みのアロマ(精油)をいくつか用意する手間がかかりますが、その分自分の好みの香りに仕上げられるのがアロマタイプのメリットです。
アロマタイプの分量
- アロマ(精油) 好みの物を約5%
- エタノール 約5%
- 精製水 約90%
- スプレー容器
こちらも水道水を使っても特に問題はありません。肌につけた時に、ピリッと刺激を感じたらアロマ(精油)の分量が多過ぎるかもしれません。分量を調節して作り直してみましょう。アロマの濃度が濃いものも、網戸にふきかけるなど使い道はありますので捨てずに有効利用しましょう。
虫除け効果のあるアロマ
虫が嫌がる成分にはゲラニオール・シトロネロール・シトロネラールなどがあります。この成分が含まれるアロマには以下のものがあります。
- レモングラス
- レモンユーカリ
- ゼラニウム
- シトロネラ
これらのアロマを上手く配合するのが、お気に入りのオーガニック虫よけスプレーを作るコツです。他にも、ラベンダーやペパーミント・ティーツリーなどにも防虫効果がありますので、上手く組み合わせてお気に入りの虫除けスプレーを作ってみましょう。
手作り虫除けスプレーの注意点
手作り虫除けスプレーの注意点として、保存性の問題があります。
手作りの虫除けスプレーには、安定剤(保存料・防腐剤など)が含まれていないため使用期限が短いです。2週間から3週間の間に使い切るようにしましょう。虫除けスプレーを手作りする際は、30ml・50mlと少量ずつ作るのがおすすめです。
使用期限の目安として、香りが薄くなった場合や、香りが変質した場合は使用を取りやめて新しいものを使うようにしましょう。
また、アロマ系の虫除けスプレーは人によっては肌に合わないこともありますので、使用する前は腕の内側などでパッチテストを行いましょう。また、使用前には成分が分離しているかもしれないのでよく混ぜてから使うようにしましょう。
おすすめのディートタイプ虫除けスプレー
ここからはディートタイプの通常の虫除けスプレーを紹介します。といっても、ディートタイプの商品は毎年お世話になるお馴染みの製品が多いですね。
なおディートの配合量については、昨年から取り扱いが変わっていますので紹介しておきますね。
日本では、虫よけに配合するディートの量が制限されていました。医薬品が12%以下、防除用医薬部外品は10%以下と定められていましたが、感染症などから身を守るために2016/6/15付でディートの配合量は30%まで認められるようになっています。
虫除けスプレーを選ぶ際は、使用用途に合わせてディートの配合量に注目してみるといいでしょう。
スキンベープ 虫よけスプレー ミストタイプ
価格:700円前後
内容量:200ml
ディート濃度:10%
潤水成分ヒアルロン酸Na配合でお肌にやさしく、ウォーターベースで素肌にもしっとりなじみます。舞い散ることも少なく、どなたでも安心してお使いいただけます。爽快シトラスマリンの香り
スキンベープミスト プレミアム
価格:800円前後
内容量:200ml
ディート濃度:30%
有効成分(ディート)30%配合!虫除け効果も長時間持続するため、蚊を媒介とする感染症が流行った場合はこの商品がおすすめです。爽快シトラスマリンの香り
スキンガードアクア ミストタイプ
価格:500円前後
内容量:50ml
ディート濃度:5.0%
ディート濃度を抑えてアロエエキスを配合したお肌にやさしい作りです。ミストタイプの液体容量50mL入りとコンパクトだから、海外旅行でも、飛行機内に持ち込みOK。
アース製薬 サラテクト
価格:600円前後
内容量:200ml
ディート濃度:原液換算10%
パウダータイプの虫除けで、お肌はさらさらしかも効き目が長持ちする虫除けスプレーです。無香料なので、香りに敏感な方にもおすすめです。皮膚アレルギーテスト済み。
新有効成分イカリジンタイプという選択肢も!
虫除けスプレーはアロマタイプとディートタイプの2種類が主流でしたが、2016年からイカリジンという有効成分を配合した虫除けスプレーも登場しています。
虫よけキンチョール DF(ディートフリー)
価格:700円前後
内容量:200ml
新有効成分のイカリジン配合で、家族みんなで使える虫除けスプレー。衣類にも優しい。パウダーインの無香料タイプ。
⇒虫よけキンチョール DF(ディートフリー)をamazonで見てみる
イカリジンはピカリジン(Picaridin)とも呼ばれる虫除け成分で、1980年代にドイツで開発されたものです。現在では世界50ヶ国以上で使用されています。現在虫除け効果の対象は、蚊の成虫、ブヨ、アブ、マダニが確認されています。
イカリジンの特徴として、ディートのような虫除け効果を持つとともに、子供への使用制限や回数制限がないのが特徴です。虫除け特有のツンとした匂いもありません。すでに厚生労働省から安全性と有効性を認められたイカリジンタイプの虫除けスプレーが発売されています。
ディート入りは避けたいけど、アロマタイプは効果がイマイチという方には、第3の選択肢としてイカリジン配合の虫除けスプレーがおすすめです。
虫除けスプレーの上手な使い方と注意点について
ここからは、オーガニックなアロマタイプとディートタイプに分けて虫除けスプレーの上手な使い方や注意点について紹介します。
オーガニックタイプの使い方と注意点
オーガニックタイプの虫除けは、匂いで蚊を寄せつけないという性質から肌に直接使用する必要はありません。
アロマは濃度が高いと肌に刺激となることもあるので、赤ちゃんや小さなお子さんに使用する時は、衣類やベビーカーにふきかけてあげるといいですね。
ディートタイプの使い方と注意点
ディートタイプの商品は、小さなお子さんへの使用制限があることは上記で説明させていただきましたが、忘れてしまいやすいので注意しましょう。
この他に、ディートは合成繊維やプラスチック・塗装を痛める性質を持っています。そのため、ストッキングなどの衣類の上からスプレーすると、衣類が傷んでしまうことがあります。また、時計やアクセサリの塗装が痛むことがあるので、かならず皮膚にしようすることが大事です。
シートベルトなども痛んでしまうことがあるので、締め切った車内でディートタイプの虫除けを使うのもあまりおすすめできません。
夏は虫除けスプレーでしっかり蚊対策を!
ここまでオーガニックタイプ・ディートタイプ・イカリジンタイプの虫除けスプレーを紹介してきました。
近年蚊を媒介とする感染症のリスクも高まっており、外出時に虫除け対策はかかせないものになっています。
蚊を媒介とする感染症は一部地域の問題だと感じてしまいますが、蚊は飛行機に乗って異国の地へ旅する事もめずらしくありません。そのため、空港近くではその国には存在しないはずの種類の蚊が見つかることが多々あります。また、ウィルスに感染した人が他の国に移動することもよくあることです。
引用:蚊対策.jp
このサイトでは色々なタイプの虫除けを紹介させて頂きましたが、使用用途に合わせてお気に入りの虫除けスプレーを見つけてもらえると幸いです。
虫除けスプレーでしっかり虫除け対策しながら夏を楽しんでくださいね!